リリーベルズペイントのブログ miki idomoto

アクリル絵具で描く 花と植物画の教室

(油絵調アクリル絵具)アナベルの描き方

こんばんは、今日も大阪は、良いお天気でした。

昨日は、ところにより、すごい雨が降りましたね〜

 

さて、このブログは、アクリル絵具で花と植物の描き方、絵の描き方をご紹介する、アートブログ&花と植物画の教室ブログです。

ご覧くださり、ありがとうございます。

 

今日は、あっという間に描ける油絵調の

アナベル(白とグリーン色の紫陽花)の描き方です。

あくまで油絵調ということで、実際は水溶性アクリル絵具の、

油絵具っぽい使い方をご紹介します。

 

アナベルとベコニア

F4のキャンバスを用意しました。

麻を木枠に張ってあるキャンバス

以前ご紹介しました、アクリル絵具の乾燥をおくらせるExtenderを、

地塗り用の絵具に混ぜます。

エクステンダーメディウム

地塗りに使った絵具はこちら。

この絵具についての説明は、こちらをご参照ください。

lilybellspaint-miki.hatenablog.com

 

大きめの平筆で塗る。

色が分かりやすいように、裏向けました。

左から順番に右の色へ、キャンバスの上から下に塗りました。

地塗り

エクステンダーが混ざっているので、油絵具のように、長時間ベタベタしたままです。

ですが、ドライアーなどで乾かすと、すぐに乾きます。

 

本物の油絵具は、顔料によっても違いがありますが、

1日〜5日くらいかからないと、乾きません。

 

このエクステンダーの混ざった下地にしろ、本物の油絵具の下地にしろ、

筆やパレットナイフを、下地が乾かないうちから、

押し付けると、下の色と混ざってしまいます。

 

その混ざった感じが面白い場合もあるので、乾かないうちから、

描きすすめる場合もあります、押し付けずに、軽く筆を滑らせると、

下地の色と混ざらないテクニックもあります。

下書きなしで、乾いていなくても良いので、葉っぱを描いていきます。

こうやって、下地の色と混ざっても気にせず、

塗り重ねていきます。葉の色は、濃いグリーンを使いました。

花の部分をのせていきます。

花の部分も油絵っぽくするために、エクステンダーを混ぜています。

最初は、下地の色を使って花を描いていきました。

パレットナイフや筆で、素早く描いていきます。

紫陽花の花は、下のように、平筆を回転させて、描きました。

アナベルのグリーンの花も描いていきます。

筆を押し付けて90度回転させる。

白い絵具を使った白い花ですが、筆を押し付けることで、

下の色と混ざって、影の部分の花の表現になります。

この影の花の部分が描き終わったら、

全体をドライヤーで乾かします。

 

その後に、最も明るい白の花びらを、影の色の混ざった花びらの上に描いていきます。

葉の部分に、パレットナイフも使いました。

葉っぱの色が濃すぎたので、色を薄くしたり、他の部分の色も調整していきます。

赤いベコニアも途中で、加えました。

赤色の絵具2色

上にのせた白い花や、明るくした葉、調整したその他の部分を描き終わったら、

もう、絵具にはエクステンダーを混ぜずに、

もうすこし、明るくしたいところや、

暗くしたいところを調整していきます、

アクリル絵具なので、すぐに乾いてしまいます。

途中で加えた色はこちらです。

乾いた画面に、薄く水で溶いた絵具を、

影や光なでの画面調整として、塗り足していきます。

 

このような、ラフな絵だと、

油絵具と違って、1日もかからず、あっという間に仕上がってしまいます。

 

あまり、じっくり細かく描きたくなくて、

バシバシ描きたい気分の時は、このような描き方もありますので、

どうぞ、ご参考になさってくださいね。

 

以上、リリーベルズペイントのあっという間に描ける、油絵調のアクリル絵具を使ったアナベルの描き方でした。

 

それでは、皆様と、自然や、花を観察する豊かな日常を、

教室で、ご一緒できる日を楽しみにしております♪