リリーベルズペイントのブログ miki idomoto

アクリル絵具で描く 花と植物画の教室

(サクラ アクリルカラー12色セット+?色 を使って)リンドウの描き方

こんにちは、今日の大阪は、晴天です☀️

もう12月になってしまいました。

 

じつは、急に寒くなった先月11月に、風邪をひいてしまって、

さらに、活動がゆっくりになっていましたが、もう大丈夫です!✨

 

ゆっくりめ更新のこちらの日記に、ご訪問くださりありがとうございます。

 

このブログは、多彩な表現のできるアクリル絵具の使い方や、花と植物の描き方、絵の描き方をご紹介する、アートブログ&花と植物画の教室ブログです。

 

今日は、サクラ アクリルカラーを使ってリンドウの花の描き方をご紹介します。

 

以前のブログになりますが、アクリル絵具『アメリカーナ』を使用し、

紫陽花を描き方をご紹介しましたが、こちらのメーカーの絵具は、色数がとても多く(100色以上)、ボトルタイプのものでしたね↓。

lilybellspaint-miki.hatenablog.com

今回は、アクリル絵画を少しだけカジってみようかな〜と思う方用に、

サクラ アクリルカラー 12色セットという価格もお手頃で、

(ボトタイプ絵具と違って)かさばらない絵具を紹介しつつ、

秋の花、リンドウを描いて、その過程を公開したいと思います!

 

サクラ アクリルカラー12色 ラミネートチューブ入り

正規価格 1650円

ネットショップでは、1320円で販売しているところもありましたよ!


説明書きがありましたので、転載します。

 

●水で溶いて使用でき、乾くと耐水性になります。

●接着性が強く、金属、紙、木、布、プラッチックなど幅広い素材に描けます。

メディウムとの併用ができるため表現の幅が広がります。

●透明調で艶があり、油絵の具のような力強い表現が、水彩絵の具を使う手軽さで、

楽しめます。

●使いやすく、お得な12mlラミネートチューブ入りです。

 

う〜ん?なんだか、すごい!

 

このアクリル絵具を使用した、完成した作品はこちら。(今回は、A4サイズのスケッチブックに描きました。注意※ただいま開校中の教室では、ハガキサイズで描いていただいています。ご希望があれば、大きなサイズの教室も開校いたします。

 

アクリル絵具を使って描いたリンドウの花

このように、厚ぼったくなくて、水彩っぽいような、そうじゃないような、

表現も楽しめます。

 

では、その過程をご紹介します。まずは、鉛筆描きから。リンドウの花を上から見た感じをスケッチしました。

葉の色は、薄い黄緑から塗ります。

葉の色の調合はこちらです、水を多めにうすく塗りました。

イエローグリーンだけでは鮮やかすぎるので、イエローオーカーとホワイトをまぜます。

(水彩絵の具とは違って)バックの色も描き直し、重ね塗りができるので、

おおらかに、思うままに描いて大丈夫です。

葉を、おおらかに、つぎつぎと、この薄い色で塗っていき

(最後にグランドの色で修正できるので)、

 

花は、一番目立たせたいところから塗っていきます。

自分から見て、一番手前から塗るようなイメージですかね。

ところで、この、花の色ですが、サクラ アクリルカラー12色で、だせません。

え!?どうするんですか?と聞かれそうです。

赤い色を混色する時は気をつけましょう!
ウルトラマリンブルーとマゼンダ(他社メーカー)とホワイトを混ぜる。

青紫のリンドウの花を作る際、サクラ アクリルカラーのナフトームクリムソンいう色を、ブルーと混ぜると、色が濁ります

 

じゃあ、どうすれば?

 

違うメーカーさんのものでも良いですし、ガッシュでも良いので、マゼンダ系や、ローズ系の色を一本持っておいて、ブルーとマゼンダ➕ホワイトを混色します。

固まったり、分離したりしないので、大丈夫です。(例外もあるので、お試しください。ターナーは、大丈夫でした。)

 

サクラアクリルカラーの12色は、だいたいの色は、混色でいろんな色を作れるのですが、

マゼンダ一本だけは、なかったので、絵を描く際には、どうしても揃えておきたい色です。

 

 

白い花の中心は、葉の色にブラックを少し混ぜた色を中心に塗る。

レモンイエローをオンジュームの小花に塗ります。濃いグリーンに、ホワイトとブラックを混ぜて、奥行きを作っておきます。

葉っぱは、薄いグリーンの上に、濃いグリーンをのせていきます。

このグリーンの調合はこちら↓

意外な色を混ぜます。

フタロシニアンブルーイエローオーカーに、

黒とイエローオレンジを極少し加えます。

 

フタロシニアングリーンだけを、葉っぱの濃い色として使うと、

鮮やかすぎて、生っぽくなります・・ なので、自然の葉っぱを意識して、

混色します。

 

ホワイトを使って、濃淡をだしていきます。

バックの色もこの時、重ね塗りして、形を整えました。

 

花の蕊を描きます。葉も濃淡をつけていきます。

 

上から見てる感じをだすために、花瓶を描き加えました。

完成です。

秋の花の投稿が、12月になって遅くなってしまいましたが、

12色のアクリル絵具セットで、こんな感じで楽しめますよ〜という投稿でした!

 

リンドウの花は、秋の山野草で、薬草としても有名です。

リンドウの古い名前は、エヤミグサ(疫病草)というそうですが、根が生薬となるそうです。

(今回描いたリンドウは花屋さんで購入しました。)

 

以上、リリーベルズペイントの『(サクラ アクリルカラー12色セット+?色   を使って)リンドウの描き方』でした。

+1色は?  答えは、マゼンダでした!

 

それでは、皆様と、自然や、花を観察する豊かな日常を、

教室で、ご一緒できる日を楽しみにしております♪